長島 聡
長島 聡
代表取締役社長 シニアパートナー / 東京オフィス / +81 3587-6660

日本企業は技術を突き詰める力が極めて高い。顧客を慮る力も超一流である。ただ、この2つはバラバラに存在していて、なかなか1つにならない。部門の縦割りの中で、すぐに「製造と販売」、「材料と組立」という上流と下流工程に分かれてしまう。もし、垣根が取り払われ、異質と感じていたもの同士が交わり、顧客起点で団結すれば、間違いなくイノベーションが生み出せる。それにはまず、それぞれの能力を「使う側の表現」で見える化し、それを流通させる、そして社内に留まらず、社外にまでその輪を広げていくことが必要だ。ただ、何より重要なのは、ありたい姿の構想を顧客起点で考え抜くことだ。それを携えて、異質な交わりの中で対話を始めていく。対話の中で、構想をブラッシュアップしながら、みんなの実現したい構想へと高めていけばよい。この段階になると機能の組合せが明確になり、役割分担の下、日本が得意な現場での創意工夫を始められる。「先読み/構想」を叩き台に対話を始め、みんなを「引き寄せ」、事前に「構え」ておいた多様の能力の組合せで構想を実現する。より多くの新たな価値をスピーディに生み出せ、単なる生産性ではなく、創造生産性を高められるのだ。すべての日本企業に、この日本型のイノベーション量産の取り組み、和ノベーションを実践して欲しい。

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