山本和一
山本和一
プリンシパル / 東京オフィス

Consumer Electronics Show(CES)は、オミクロン株の蔓延によりリアル出展数は当初予定より減少したものの、2022年は2年ぶりにリアル開催された。名前が示す通り、家電やデジタルが主となる展示会である。

しかし、自動車業界を主語に置き換えると、ここ数年でCESはモーターショーに並ぶ重要な展示会としての位置付けになっている。それは、自動車産業というものの垣根が無くなり、走る・曲がる・止まる以上の多様な価値を生み出すものに進化してきたことに他ならない。

CES 2022を自動車という観点から見ると、全く新しい技術やコンセプトの発表と言うよりも、従来からある技術やコンセプトをより具体化した展示や、商品やサービスを通じて実現したい世の中を示した展示が多かったと言える。言い方を変えると、新しいコンセプトの提案は一息ついており、事業化や社会実装に向けて動き出すステージに入ったと言える。

もちろん、中には世に送り出すにはまだまだ技術開発が必要なステージにあるものもあれば、技術開発の目途は見え、ビジネスモデル作り・ルール作り・社会受容性の醸成といった、社会実装するために必要な要件を構築するステージにあるものなど、ステージはそれぞれである。また、ステージを進む中で、脱落するものも出てくるであろう。

新しいコンセプトが実現されると、自動車が従来の開発~生産~販売~アフターという単線的なビジネスではなく、多様なビジネスのエコシステムが形成されることが想定される。各エコシステムの一部として自動車は位置付けられることになる。

よって、自動車関連プレイヤーは、これから形成される新しいビジネスのエコシステムを見据え、ビジネスチャンスを能動的に見出していくことが、変化の荒波を乗り越えていく、そして新しいポジションを確固たるものにするために必要である。

 
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