【飛躍16号】ASEAN:キャッシュレス決済がもたらす機会と脅威
NEWSLETTERS:THINK ACT
2019.09.24

【飛躍16号】ASEAN:キャッシュレス決済がもたらす機会と脅威

【飛躍16号】ASEAN:キャッシュレス決済がもたらす機会と脅威
下村健一
下村健一
/ 東京オフィス / 03-3587-6660

ASEANでキャッシュレス決済が日常のものとなりつつある。高所得者層による高級ショッピングモールでの支払いの話だけではない。ストリートに位置する露天商でも、これまでボロボロの紙幣で支払いをしていた人々がスマホをQRコードにかざして決済を行っている。ASEANのデジタライゼーションは先進国が歩んできた段階的なものではなく、リープフロッグとして一足飛びの変化を見せている。それは決済という場において如実に表れていると言っても過言ではない。

キャッシュレス決済の浸透は単に「決済」という狭い文脈の中だけに閉じた話ではない。キャッシュレス決済によって人々の膨大な購買行動がデータ化され、それがあらゆるビジネスに還元される。そこからもたらされるものを享受できる企業とそうでない企業に大きな競争優位差が生まれることにもつながり得る。そこには、自国を中進国の罠から抜け出させたい現地財閥もいれば、一帯一路の中でデジタル経済圏をASEANに拡げたい中国テックジャイアントもいる。

そのあたりも踏まえ、本稿ではASEANキャッシュレス決済とともに、それがもたらす日系企業への影響についてを考察したい。

※下村健一は現在、バンコクオフィス在籍となります。

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