製薬企業の戦略的トランスフォーメーション
NEWSLETTERS:STUDY
  • ヘルスケア
2019.12.04

製薬企業の戦略的トランスフォーメーション

製薬企業の戦略的トランスフォーメーション
諏訪雄栄
諏訪雄栄
パートナー / 東京オフィス / 03-3587-6660

共著:北脇優子  東京オフィス / 03-3587-6660

製薬業界を取り巻く環境は、新薬創出難易度の上昇と医療費削減に向けた薬価引き下げの圧力により、年々厳しさを増している。こうした状況は日本に限らず、多くの先進国において、高齢化や医学の高度化により高騰する医療費を抑制する圧力が高まっている。

製薬企業がこうした状況を乗り越えるために、弊社は事業軸・機能軸・地域軸でのビジネスの戦略的トランスフォーメーションを提案してきた。今回は、「疾患領域の選択と集中」に着目して、国内製薬企業の目指すべき方向性について議論を進める。

ブロックバスターの特許切れが相次いだ“2010 年問題”以後、製薬企業はバイオ医薬品などの新しいモダリティを用いて、がんや中枢神経疾患、希少疾患などのアンメットメディカルニーズのある領域で研究開発を行う「疾患領域の選択と集中」の方向性へと移行してきた。「選択と集中」には創薬の成功確率の上昇や経営資源の集中によるコスト削減といったメリットがある一方、戦略の柔軟性が失われるリスクというものが存在する。

本稿では、柔軟性を担保する方法としての「疾患領域」のみならず、「病理」・「モダリティ」も考慮した集中領域の策定や、その先のポートフォリオマネジメント、Go/No Go の判断基準の要諦について紹介する。さらに、スペシャリティファーマとしての強みをさらに強化するために、「Around/Beyond」への進出についても詳述する。

※諏訪雄栄は現在、シンガポールオフィス在籍となります。

CATEGORY TOP
PAGE TOP