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【視点111号】 【飛躍10号】 ASEAN経済共同体(AEC)の発足と存在感を増すASEANコングロマリット企業

ローランドベルガー

山邉 圭介

本稿では、2015年末に発足したASEAN経済共同体構想(AEC)の現状とASEAN市場の最新情報を紹介し、着実に力をつけているASEAN企業との付き合い方について考察する。

1)AECでASEAN経済は着実に活性化

AECがスタートしたものの、未だ課題は山積である。しかし、統合は着実に進んでおり、ASEAN域内での資金の流れも活性化している。ASEAN経済統合の流れは止まらない


2)ASEAN企業の挑戦と成長

ASEAN企業は先進国の取組みをよく学び、経営は洗練されてきている。もともとの強みである現場のナレッジやスピーディな意思決定もあり、存在感は増す。但し、ブランド力や技術力など、広域展開に向けた課題も抱えている 


3)日本企業にとっての、ASEAN企業の重要性は拡大

・ ASEANの動きをつかむベンチマーク先としてのASEAN企業
・ 大きな脅威となりつつある、競合としてのASEAN企業
・ 互いの課題を補完する、Win WinなパートナーとしてのASEAN企業